ケープレスト株式会社

ビジネスコラム

2010.7.13

Vol.6 2010第1回後継者サミットIn台北

株式会社国際後継社フォーラム主催の第1回後継者サミットIn台北に参加しました。
7月1日から4日迄の日程でしたが、日本、台湾両サイドからそれぞれ約50名の後継者達が国境を越えて今後の経営課題や事業継承の問題点等について通訳を介して忌憚の無い意見交換をしました。
日本側と台湾側のプレゼンテーション及びワークセッションを通じて、様々な経営課題に関して理解を深める事が出来ました。日本企業も台湾企業も事業継承における悩みの本質は同じ様です。


 私が今回のサミットを通して後継者及び経営者として認識しなければならないと痛感しました事は以下の通りです。

(1) 経営者が社員をリードする為には長期的な経営ビジョンを常に持ちつつ、社員に対する感謝の気持ちと謙虚な姿勢が大事である。
(2) 経営者は会社経営で起こる様々な問題に対して、他人のせいにするのではなく主体性を持って問題に取り組む姿勢が大切である。
(3) 日本企業が中国でビジネスをする際、優秀な台湾経営者の国際感覚と行動力を見習うべきだ。台湾では海外との一般的ビジネスでは英語を使用しているし、北京語を自由に使う華人(中華民族)なので、中国に進出しても言葉による問題は存在しません。
中国だけでなく、アジアの国々には多くの華僑・華人がいて言葉によるコミュケーションの問題は先ず起こりえません。台湾がこれから更にアジアで活躍する可能性が高く、日本企業の良きビジネスパートナーになる潜在力を持っている様に感じました。

 グローバル化が進展している経済の中で、弊社は現在生産拠点を日本、台湾、中国の3箇所に置いています。
今回のサミットを通して、台湾の経営者の皆さんと理解を深め共存共栄して行く事が、今後の中国でのビジネスの展開更にはアジアでのビジネスの鍵になる事を再認識致しました。

2010第1回後継者サミットIn台北
写真1:2010第1回後継者サミットIn台北

台湾紙 工商時報で取り上げられました
写真2:台湾紙 工商時報で取り上げられました(写真をクリックすると拡大します)