ケープレスト株式会社

ビジネスコラム

2010.5.31

Vol.4 業界の空洞化と日本製のオリジナリティー

ここ20年から30年で日本の革小物(靴、バック、財布、ベルト等)と革小物に使用する金属メタルの生産工場が中国を中心とした東アジアへ移行し、生産工程における加工分野、つまりは働く現場が日本から消えています。所謂産業の空洞化が日本で進行しています。

当社も1987年から台湾の協力工場への委託生産を開始して以来、現在では台湾・中国の占める生産比率は会社全体の生産量の約80%にも及んでいます。
ただそのような状況下でも、当社は日本で物を創造して新商品を開発していく企業理念の元に日々業務を遂行しています。

ただ単に価格が安いだけで海外生産にシフトするのではなく、日本独自の生産現場を少しでも残して物作りする仕組みの構築を心がけています。
そうした中から日本が世界に発信出来るオリジナリティーの有る商品が生まれてくるのではないでしょうか。